大学で教員をしています。大学での出来事を中心に日々考えることをありのままに綴っていきます。
 6月は、海外学会出張などであっという間に過ぎてしまいました。そして7月も。。。
 さて、もういよいよ公開最終日だということで、先日、映画渡辺謙主演の「明日の記憶」を見てきました。
 公開少し前に、渡辺さんが、みずから原作を見つけ出して、著者に手紙を書き、主演だけでなくProducerとしても映画を作り上げたという話を見たり、アルツハイマー患者を家族として持つ方々と試写会、懇談会などを持ったという映像を見たりして、必見だなと思っていました。
そしてようやく見てきました。
 
 若年性アルツハイマーは現在治療法もない病気です。すべてを忘れ去り、自分の身の回りの基本的なことも忘れてしまうということを考えると、回りの人間にとっては、ある意味他の治療可能な病気よりも辛い病なのではないかと思います。
 
 自分の愛する人がアルツハイマーになって、自分のことを忘れてしまっても変わらない愛情を注ぐことができるか。そういう究極的な疑問がわきます。樋口さん演じる奥さんの姿がとても美しく思えました。でもどんなに愛していても、どこにもやり場のない気持ちがあって、それが
うまく表現されているとも思いました。そして、そういう病気の人を利用しようとする人々。。それは前面には出ていませんが、そういう陰の部分を隠さず描いている点でも優れた作品に仕上がっている理由だと思いました。

 映画はよかったのですが、すこしラストが物足りないのかなぁという感じ。映画では表現しきれない部分もあったかもしれないので、是非原作を読んでみたいなと思いました。




 
 この病気って誰にも無関係とはいえないですし、実は私が新しく始めようとしている研究にも大いに関係があるのです。だから、読んでみようと思っています。きっと映像のみからは得られない何かが得られると思っています。

 期末で、学生のみなさんや先生方は超多忙な日々をお過ごしと思います。でも、学生の皆さんはあと10日もすれば、楽しい夏休みなので歯を食いしばってがんばってくださいませ。

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