競演者がロバート・レッドフォード、メリル・ストリープというだけでも、見る価値ありとは思っていましたが、トム・クルーズは今回政治家の役ということで、タイトルからしてあまり愉快な気分になることはないなと思っていました。
思った以上に難しい映画でした。 非常にメッセージ性が強い映画と言えます。アメリカ国民への問いかけの映画だと思うのですが、アメリカの現状を世界に伝えることにもなっています。
「金持ちが計画し貧乏人が死んでいく」アフガン・イラク戦争。この作品でも帰還兵は復学でき、授業料も無料になるから…という理由で、優秀で大学院にも進学できたマイノリティーの学生が戦地に向かうのです。その一方でエリート層は愛国心を利用し金や地位を得ようとするのです。そういう現実をこれでいいのか、と問いかけてきます。
娯楽映画ではないですが、勇気と行動力についても考えさせられる映画だったと思います。
正直、トム・クルーズが出ていなかったら見に行かなかった映画でしたが、行って正解でした。
トム・クルーズは整ったルックスのせいなのか、演技力をそれほど評価されることもなく、オスカーも惜しいところで逃したことがあります。勿論私は彼のルックスは好きですが、実は彼の演技や表情の豊かさが何よりも好きです。それぞれの作品の中で、彼はトム・クルーズではなく登場人物そのものになります。最近ではミッションインポッシブルに代表されるように、ヒーロー的な役が多くなっていましたが、この映画の彼は、話し方も身のこなしも、どこから見ても議員、政治家にしか見えませんでした。それが俳優だと言われれればそうかもしれませんが、すごい俳優だと私は思っています。
この映画のトムは、ずっと自分の部屋で台詞をいう役。途中数分電話で中座しますが、これほど登場人物の動きが少ない映画も珍しいと思います。 それだけに、会話の内容がとても大切です。
終わり方が、また『ここで終わるのか?!』という終わり方です。
昔、小学校の道徳の時間に見たテレビを思い出しました。。。ここから先は自分で考えてくださいというものですね。
Tom Cruiseが出演していなかったら見ていなかった映画でしたが、結果的には見てよかったです。
また、アメリカの学生たちは日本の学生と較べてきびしい状況にあるということを再認識しました。
戦争が身近にない日本の学生ほど見てほしいと思いました。
これもDVDが出たら購入してじっくり見たい作品です。
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