最近見たことがない種類の映画でした。
不幸な結婚をしてしまった田中麗奈演じる野江と、東山紀之演じる正義感あふれる誠実な武士手塚を取り巻く物語です。移り変わる季節の美しい描き方に、まず感動させられます。日本に生まれてよかったと思わされるような美しい画面構成で、外国でも上映されるべきだと強く思いました。
そして、驚くのは登場人物のせりふの少なさです。
言葉がなくても、その表情で、涙で、立ち居振る舞いですべてがわかるのです。なんともいえない切ない思いに満たされました。とくに、野江と手塚が言葉を交わすのも、お互いの姿を確認するのも、最初のワンシーンだけであることに驚かされます。
田中麗奈さんは、CMや最近では「猟奇的な彼女」のドラマに見られるような元気なイメージが強かったのですが、こんなに時代劇で美しく演じられる方だとは思いませんでした。すっかり彼女のファンになってしまいました。
脇を固める俳優さんもすごいです。ここでは特にあげませんが、 野江の母親の壇ふみが光っていました。
「野江は遠回りしただけなのよ」
と微笑んで言ったときには、涙腺があやうくなりました。
また、驚いたのは、監督が「メトロに乗って」の篠原哲雄さんであること!!こんなに雰囲気が違う作品を撮れる方なのですね。。。感動しました。
ところで、映画に出てくる桜は山形県鶴岡市の桜です。鶴岡公園の桜は「日本の桜百選」にも選ばれているそうです。
「鶴岡市出身の作家、故藤沢周平氏の業績と文学資料を後世に伝え、藤沢文学と、作品に描き出される庄内の風土性を探求する拠点施設」として藤沢周平記念館が建てられるそうです。それもまた楽しみですね。
藤沢周平の短編も読みたくなりました。
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オリジナルタイトルは Bucket listで 直訳すると「棺おけリスト」です。棺おけリストとは、棺おけに入る(=死ぬ)前にやっておいたり見たりしておきたい、体験したいことを書くリストです。なぜBuckt(バケツ)リストがそんな意味になるかというと、kick the bucket が俗語で死ぬという意味だからです。バケツを裏返して台にし、首をローブにかけ、バケツを蹴ると、首吊り自殺ができるということから来ていますが、すごい表現ですよね。
このジャック・ニコルソン演じるエドワードと、モーガンフリーマン演じるカーターは、それまでの生き方や考え方はまったく違っていましたが、余命6ヶ月を言い渡された点で共通していました。闘病の初期は、本当に気の毒になるくらい苦しんでいます。その二人が棺おけリストを作って、旅をしながらそれを実行していく様が本当に面白く、そしてその旅から戻ってきてからの展開がまたすごいのです。また結末も感動的です。二人は勿論死んでしまうのですが、悲しくてというよりも感動して泣きました。
余命6ヶ月と言い渡されたら、やりたいことはなんでしょうか。そしてそれを実現できるでしょうか。
精一杯生きることの大切さを教えてくれる映画です。
ところで、この邦題、「最高の人生の見つけ方」はどう考えてもおかしいです。映画を見た人ならだれでもそう感じるでしょう。私なら、「最高の人生の終わり方」とするのではないかと思います。
映画の公式サイトは、↓です。最初に紹介ムービーが出てきますが、それを見ただけでも見たくなると思います。
最高の人生の見つけ方
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競演者がロバート・レッドフォード、メリル・ストリープというだけでも、見る価値ありとは思っていましたが、トム・クルーズは今回政治家の役ということで、タイトルからしてあまり愉快な気分になることはないなと思っていました。
思った以上に難しい映画でした。 非常にメッセージ性が強い映画と言えます。アメリカ国民への問いかけの映画だと思うのですが、アメリカの現状を世界に伝えることにもなっています。
「金持ちが計画し貧乏人が死んでいく」アフガン・イラク戦争。この作品でも帰還兵は復学でき、授業料も無料になるから…という理由で、優秀で大学院にも進学できたマイノリティーの学生が戦地に向かうのです。その一方でエリート層は愛国心を利用し金や地位を得ようとするのです。そういう現実をこれでいいのか、と問いかけてきます。
娯楽映画ではないですが、勇気と行動力についても考えさせられる映画だったと思います。
正直、トム・クルーズが出ていなかったら見に行かなかった映画でしたが、行って正解でした。
トム・クルーズは整ったルックスのせいなのか、演技力をそれほど評価されることもなく、オスカーも惜しいところで逃したことがあります。勿論私は彼のルックスは好きですが、実は彼の演技や表情の豊かさが何よりも好きです。それぞれの作品の中で、彼はトム・クルーズではなく登場人物そのものになります。最近ではミッションインポッシブルに代表されるように、ヒーロー的な役が多くなっていましたが、この映画の彼は、話し方も身のこなしも、どこから見ても議員、政治家にしか見えませんでした。それが俳優だと言われれればそうかもしれませんが、すごい俳優だと私は思っています。
この映画のトムは、ずっと自分の部屋で台詞をいう役。途中数分電話で中座しますが、これほど登場人物の動きが少ない映画も珍しいと思います。 それだけに、会話の内容がとても大切です。
終わり方が、また『ここで終わるのか?!』という終わり方です。
昔、小学校の道徳の時間に見たテレビを思い出しました。。。ここから先は自分で考えてくださいというものですね。
Tom Cruiseが出演していなかったら見ていなかった映画でしたが、結果的には見てよかったです。
また、アメリカの学生たちは日本の学生と較べてきびしい状況にあるということを再認識しました。
戦争が身近にない日本の学生ほど見てほしいと思いました。
これもDVDが出たら購入してじっくり見たい作品です。
『大いなる陰謀』公式ホームページはこちら。
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それで昼間から映画を見てきました。
それはもうすぐ終わってしまう『歌魂♪』
紹介されていた写真のヒロインの女の子の歌っている顔がなんとも楽しそうな顔がよくて行こうかなと迷っていましたが、とてもよかったという評判を聞いて、見てきました。
確かに前評判どおり、最初はなんなんだこれはという始まり(だから驚かなかった)でしたが、どんどんストーリーに引き込まれていきました。合唱をしているシーンになるとなぜか次から次へと涙がこぼれてきてしまうのでした。練習の力の入れ方は違うけれど、小学校から高校まで合唱を続けていたからかもしれません。留学中も聖歌隊に入っていた時期もありました。でも一番思い出されたのは中学校の吹奏楽部の練習の日々のことでした。毎日朝もやっていたし、何しろ先輩が偉大で尊敬してましたし。先輩と一緒に頑張っていた日々を思い出しました。演奏が下手で、うまくなるまで戻ってくるなと言われた日、コンクールで負けて悔し涙を流した日、そんなことも思い出されていました。
みんなで心を合わせて歌うっていいよねと改めて思い出されました。
それと、打ち込むことがあることの素晴らしさ。これが一番です。
学生時代と社会人になってからでは、大切なことも、目標も違うと思うのですが、今ちょっと日々の生活に追われていて疲れている自分を反省しました。
そんな気持ちにさせてくれた『歌魂♪』に感謝。
やっぱり映画っていいですね
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仙台フォーラムとチネラヴィータの共通券10枚で1万円を購入して、使用期限は今年の6月末なのに、一枚しか使用できてないという現実が気になってました。
半分は使いたいなと思い映画をチェックしていたら、少し前に気になっていた「人のセックスを笑うな」が今夜のレイトショーで終わることを知りました。この映画、永作博美さんと松山ケンイチくんがそれぞれ好きだったので見たいとは思っていたのですが、永作演じる39歳の大学の教員が、松山演じる19歳の学生と恋に落ちるという設定だったので、見に行って、学生と会ったらいやだなあと思ったりしてましたが、最後だし誰もいないかなと思って。それで急遽行ってきました。
それにしても、チケットを買うとき、このタイトル口に出すの妙に躊躇われました。。。係の男性が察したのか、「『人のセックスを笑うな』ですね」と言ってくれたのでよかったです。
長い前置きはこれくらいにして。。。
この挑戦的なタイトルに反して、それが前面に出ている映画ではなく、むしろ副題のDon’t laugh at my romance.(私の恋愛を笑うな)が正しい感じです。どんな恋愛でも人には笑う権利はないということですね。
私が勝手に独身と思っていたこの女性教員ユリは、実は結婚していて、名前も松山くん演じる大学生みるめくんに偽っていました。それを知って傷ついた青年は携帯で話すと会いたくなるという理由で、鳴っても出られないように壊してしまいます。私も途中から無責任な行動をするユリに対して怒っていました。
所詮離婚しない限りは、不倫か遊びですし、世間的には教員と学生ですから、映画で描かれているような甘い世界ではなく、常にハラスメントの可能性があると思います。別に就業規定に書いていなくても、常識的に考えて教員と学生との恋愛は普通は許されるものではありません。ハッピーエンドで終わればいいのですが、そうでなかった場合を考えると、かなり怖いものがあります。
いずれにしても、私はこの映画の世界に浸ることはできなかったようで、途中で眠ってしまいました。ふっと気がついて、最後に見た場面は、 アトリエの床に二人抱き合って横たわり、みるめが『(会うの)我慢するの辛かった』とユリに対して言うシーン。
そして、次に気づいたときにはもうエンドクレジットになってました。
「会えないからといって、恋が終わるわけじゃないだろう」
うわぁ、寝てしまいました…がっかり
映画の最中に寝てしまったのは、トムクルーズ主演の『マグノリア』以来です。
もしかすると寝てしまってから違う展開になったのかもしれませんが、会えない状況には変わりはないのでしょうね。
帰宅してから、この映画を検索してみたら、二人のインタビュー記事がありました。
『人のセックスを笑うな』松山ケンイチと永作博美単独インタビュー
松山くんは、この映画がかなり気にいっているようです。これまでの映画の彼とは違うと思いましたが、意外とこの映画の彼がいちばん彼らしいのかもしれません。そういえば、うちの大学の学生が彼と高校が同級生だったと言っていたのを聞いたことがあります。普通に恋愛して、悩み、葛藤する普通の若者なのかもしれませんね。
とりとめもない感想でした。
映画の公式サイトはこちら
『人のセックスを笑うな』公式サイト
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