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大学で教員をしています。大学での出来事を中心に日々考えることをありのままに綴っていきます。
川島隆太先生の、脳の活性化のための脳トレーニングが話題になっていることは、私にとっては嬉しいことです。
これまで、学生に言っても多分なかなかやってくれなかったことをやってくれそうな感じがするからです。

川島先生は、脳の活性化には、『音読』『書き取り』『計算』がよいといっています。
私は、自分の経験上、誰に言われたわけではないのですがとにかく、英語を中学校1年で初めてからというもの、音読書き取りをくりかえしてやっていました。その結果とてもよく定着したと思うのです。
 今一部のクラスで音読、特に後に陰のようについていく読み方のShadowingをやってもらっているクラスがあります。音読、教科書本文の書き取り、練習問題の提出など、ほとんど毎週宿題を出しているわけですが学生さんはよくやってきてくれていると思います。

 さて、なぜ音読がいいのか説明したいと思います。

長い間、言語は左脳の言語中枢がつかさどると言われていましたが、音読するときは、右脳も左脳も前頭前野が活発に動き脳が活性化することがわかっています。すると短期的には記憶がよくなり、長期的には脳が鍛えられるのです。
だからおもしろいほど、教科書の内容がはいってきたのだなぁと今は思っています。
 また、文字を書きながら覚えようとすると、ただ見ているときよりも脳が活性化し、記憶が定着しやすいということです。
 最近、PCを使う人が多いので、文字を書く機会が減っています。私も、仕事はほとんどタイプですませてしまうことが多いのですが、それが実はよくないようです。だから学生さんには、せめて英語だけでも手書きで書いてもらいたいなぁと思っています。
 さて、音読と手書きに力を入れているクラスの学生の英語力の伸びには期待しています。
 
 毎週木曜日のEnglish Cafe、開催以来、誰か必ず参加者がいます。来週は、残念ながら、会議があってお休みにあしなければならなくなりました。そのことを言ったら、残念がってくれてうれしく思いました。
 今年最後のCafeは12月21日になります。










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